日御碕・鷺浦灯台利活用プロジェクトコンソーシアムは、灯台の下に集まろう!地域の未来を明るく照らそう!
!というコンセプトの下、灯台の新たな楽しみ方を発見するフェスティバル、灯台FES日御碕2023を2023年10月28日に島根県出雲市の出雲日御碕灯台で開催しました。1日で県内外から3000人以上が訪れ、通常の週末の3倍に上る人出で賑わいました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
イベント概要
・イベント名:灯台FES日御碕2023
・開催概要 :出雲日御碕灯台エリアの活性化と、灯台観光の新たな楽しみ方を発見し、今後地元のフェスティバルとして定着させていくため、音楽、グルメ、アートなど幅広いコンテンツを用意し、来場客に自由に楽しんでもらった。
・日程 :2023年10月28日(土)11:30~19:00
・開催場所 :出雲日御碕灯台(島根県出雲市大社町日御碕1478
・来場者 :3,379人 ※通常の約3倍 (灯台塔頂社数481人)
<音楽・アート・グルメが灯台と共演!>
音楽では島根県出身のシンガーソングライター浜田真理子さんや山根万理奈さん、紙芝居アーティストよしとさん、マーチングバンドの出雲商業高校吹奏楽部などが参加。グルメは出雲市を中心にラーメン、シチュー、バーガー、焼きそば、イカの刺身、カレイの干物焼、クラフトビール、地酒などを提供。アートは島根県出身の錆和紙アーティスト伊藤咲穂さんがオリジナル錆和紙灯台×夕日行燈を制作、またミニ行燈作りワークショップも開催しました。
<石造灯台日本一の高さ※!出雲日御碕灯台とは>
縁結びの聖地として知られる出雲大社から北西に車で15分、島根半島の西端にあるのが出雲日御碕灯台です。石造りとしては日本一の高さ※を誇り、全国で16基しかない登れる灯台として地域の観光資源として愛されています。また立地するエリアは日本遺産の夕日の聖地にも登録され、日本ジオパークとしても周辺の珍しい地形が注目されています。 *出典:(一社)出雲観光協会HPより
しかし、周辺商業エリアには空き家も目立ち、新たな灯台観光の発掘が課題となっています。
<約3000人が来場!普段の3倍の人出に>
さまざまなイベントに加え、当日は無料シャトルバスも3往復運行したことで、来場者は約3000人に登りました。これは普段の週末の3倍となり、灯台FESが新たな灯台観光の一つになるポテンシャルが示されました。また飲食出店者や、周辺飲食施設も普段より売上は多かったという声が多く聞かれました。
老若男女問わず人気を集めたのがミニ行燈作りでした。灯台下暗しと言いますが、出雲日御碕も灯台周辺エリアは夜になる真っ暗になります。行燈の柔らかな灯りで、灯台を照らすことで、幻想的な新たな空間を演出することができました。