島根県を代表する漁業のまち浜田市にある「山陰浜田港」では、豊富な種類の魚が水揚げされます。そんな浜田市で開かれる料理教室の主役は、もちろん旬の魚たち!このたび市内で開かれた教室では、浜田で旬を迎えたマサバとレンコダイが料理されました。参加者20人が講師に指導を受けながら、刺身や味噌煮に挑戦しました。
マダイに似ていますが、体は黄色味の強い赤色で、青い斑点がないものがレンコダイ。鮮度が良いものほど口や目の周辺などの黄色が濃いといいます。
今回は豪華なお刺身が作られました。マダイに比べ比較的リーズナブルなレンコダイですが、ゴージャスな雰囲気が漂いますね。家族の集まりやパーティーのテーブルに上ればみんなの気分も上がります!
マサバには背中に唐草模様のような模様があります。秋のマサバは脂がノリノリになり、美味しい時期を迎えます。美味しいだけでなく旬のマサバは良質な脂肪含有量が多く、甘味があり栄養豊かということです。選ぶときは、腹部が銀白色で丸く張りがあり、模様が鮮やかで目が澄んでいるかをチェック!
今回は味噌煮などが作られました。味噌煮といえば家庭料理の定番ですが、いざ作ってみると身が硬くなったり、味が染みていなかったり…。キッチリ基本をおさえたいものです。
サバといえば以前は安くておいしい魚の代名詞でしたが、近年では各地でブランドサバが誕生したり、健康志向を背景にサバ缶の人気が沸騰するなど、その地位はウナギ上りですよね!
このほかにも、ネバネバ野菜とサバのマリネ、黒米の梅干し入りご飯、レンコダイの吸い物などが作られました。
島根県西部、浜田市の沖は、暖かい対馬暖流と島根冷水域といわれる深海の栄養豊富な海水とが混ざり合い、魚のエサとなるプランクトンの発生量も多い海域ということです。こうした自然条件が、おいしい魚を育てています。