一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねは、鳥取県米子市の皆生温泉海遊ビーチで小学生を対象としたライフセーバーのお仕事体験を開催しました。海の事故を未然に防ぐために活動しているライフセーバーの仕事を学ぶとともに、海の魅力を体験するプログラムで、イベントは8月19日に開催され、地元の小学生が参加しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
・開催概要 海のお仕事体験プロジェクトこどもわーく
ライフセーバーのお仕事体験〜海の危険・安全・楽しさを体験〜
・日程 2023年8月19日(土)8時30分〜12時00分
・開催場所 米子市皆生温泉海遊ビーチ
・参加人数 2名
・主催 皆生ライフセービングクラブ
・協力 一般社団法人海と日本プロジェクトinしまね・TSKエンタープライズDC株式会社
※PRTIMES配信版:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001893.000077920.html
朝礼とドキドキの体験の始まり
この時期、美しい海を求め多くの観光客が訪れます。ライフセーバーの監視業務開始と共に、ライフセーバーが日々行なっている業務と同じ活動に挑戦しました。
今回参加したのは小学生1年生と3年生の2名です。まず、皆生ライフセービングクラブ野嶋理事長の朝礼から始まり、ライフセーバーとしての活動についてこの日の監視長から説明を受けました。
遊泳客に安心して楽しんでもらうために
監視活動が始まるまでの時間に行うことがたくさんありました。
まずは水温は何℃か?実際に海に入って、離岸流やこの日の水深はどうなっているのかなど、海の状況から調べました。海の底の状況は日々変化しています。水深を毎日調べることは、背の低い子供達の遊泳可能なエリアの把握につながります。
砂浜は一見きれいに見えますが、砂にプラスチックや花火などが埋まっていることがあります。また、多くの人は裸足で遊んでいます。このためビーチクリーンも行います。
そして、遊泳可能を知らせるフラッグを立てて、海水浴場オープンの準備完了です。
子供たちは、お客さんが来られる前に、危険を未然に防ぐために準備があるということを学びました。
監視活動の始まりの緊張感
遊泳客が次々に海に入っていきます!ビーチパトロール体験のスタートです。
まず、危険がないかを確認して監視本部との無線連絡で状況を報告します。
さらに、この日の米子市の最高気温は35.0℃と猛暑日に。
熱中症を防ぐため海水浴場内の監視本部で「今日は暑いので、熱中症に気をつけてください」と遊泳客に対策を呼び掛けるアナウンスも体験しました。
そして、緊急時の対応も体験!溺れている人を見つけた時のために、レスキューボードの乗り方、使い方をライフセーバーに教えてもらいました。
海は楽しいだけじゃない。危険性も学びました。
修了式では頑張った2人にお給料として、親子で楽しめるバナナボート券が、皆生ライフセービングクラブ理事長の野嶋功理事長から手渡されました。
子供たちは「大変だったけど、お客さんも楽しそうで頑張ってよかった」と満足げな表情を見せました。
イベントの最後に野嶋理事長は参加した子供たちに対し、「海は楽しさもあるけど、危険もいっぱいなので気をつけてください。また、君たちが大きくなっても、こんなに美しい海であるために、朝行なったごみ拾いがないような綺麗な海であるようにしてください」とエールを送りました。