10月8日(土)・9日(日)の両日に、松江市美保関町の海や灯台の魅力を発信するイベント「美保関灯台ナイト」が開催が開催され、2日間で約700人が来場しました。
今年2月に国の重要文化財に指定された美保関灯台は、明治31年に完成した歴史ある灯台です。島根半島の東端に静かにたたずむ灯台が、この日は幻想的なライトアップで彩られ、多くの来場者で賑わいました。会場では「SNSで発信しよう!美保関の海の魅力!」と題し、来場者によるSNSを使った街の魅力発信も実施され、ライトアップされた灯台や北前船で栄えた街並みなど、海の魅力にあふれる美保関を発信しました。
国の重要文化財に指定されている灯台が、幻想的な光に包まれました。夕方の日本海に幻想的な景色が広がり、だんだん暗くなってくる中、午後6時頃からライトアップが始まりました。ライトアップは、青や黄色、赤と次々に色が変わり、周囲の建物や木々などもカラフルにライトアップされ、辺り一帯は幻想的な雰囲気に包まれました。普段の夜は人気のない灯台には、テレビなどの報道でライトアップを知った家族連れやカップル、幻想的な灯台を撮影しようとカメラを携えた来場者など大勢が訪れ、賑わいました。
来場者からは、「色がだんだん鮮やかになって、どんどん変わっていくのが気に入りました」「灯台のライトアップは初めて見ましたが、とてもきれいだった」などの感想が聞かれました。
松江市美保関町は、灯台のみならず、北前船で栄えた街並みや、漁業の神様としても信仰を集める美保神社など、海の魅力にあふれる街です。会場では「SNSで発信しよう!美保関の海の魅力!」と題し、SNSを使った美保関の魅力発信も実施され「#美保関」「#海と日本」を付けて、来場者が魅力を発信しました。
9日には、地元のシンガーソングライターYUMIさんのライブ演奏もあり、美保神社奉納曲や海にちなんだ曲が披露されました。また、美保関灯台の内部公開には350人以上が参加し、普段は見ることのできない灯台内部を見学しました。
ライトアップを企画した、松江観光協会美保関町支部の朝倉功さんは、「海を守るだけでなく、観光のシンボルとして、美保関灯台が観光のメインとなるように、これからもライトアップを続けていきたい」と今後の観光振興に期待を寄せました。