レポート
2022.10.15

ライフジャケット レンタルステーション松江市の岸公園に開設

海と日本プロジェクトinしまね実行委員会は、子ども達を水辺の事故から守るため、ミズベリング松江協議会と松江市の渡部印刷株式会社と連携し、10月8日(土)にライフジャケットレンタルステーションを、松江市袖師町の岸公園内に開設しました。
本ステーションでは子ども用のライフジャケットを誰でも無料で借りることができ、ライフジャケットの普及啓発とともに、水辺の事故の減少を目指します。また官民が連携することで持続可能な運営を実現します。

本ステーションの開設を記念し、この日はキックオフイベントとして、ライフジャケットの寄贈式並びにライフセーバーによる安全教室を開催しました。

ライフジャケット寄贈式
秋晴れの宍道湖岸でライフジャケットの寄贈式が行われました。渡部印刷株式会社の内部浩志社長と海と日本プロジェクトinしまね実行委員会の松崎貴実行委員長から、水辺の利活用事業を行うミズベリング松江協議会の松浦俊彦会長に、ライフジャケットが手渡されました。
渡部印刷株式会社の内部社長は、「未来を担う子ども達の水辺での安心安全に貢献できたらとうれしい。」とライフジャケット寄贈について感想を話しました。
海と日本プロジェクトinしまね実行委員会の松崎貴実行委員長は、「水辺や海はいろいろな危険があるので、ライフジャケットで安全を確保しながら、いろいろな体験にチャレンジしてもらいたい。今後もこの活動を支えていきたい。」と子ども達の体験の広がりに期待を寄せました。

ライフジャケットを正しく使おう!

寄贈式の後には午前と午後に分けて、日本ライフセービング協会に所属する地元のインストラクター松見吉朗さんが、子ども達に、ライフジャケットの装着方法を教えました。ライフジャケットの胸ポケットには、緊急時に自分の存在をアピールする笛が入っている事を説明をしながら、笛を吹いて大きな音を出す体験も交え、とにかく慌てないことが大切など、緊急時の対処法を説明しました。
また、着衣の状態で水に浮くことの難しさや、体にぴったり合うライフジャケットの着用が望ましいことを解説しました。 
安全教室に参加した親子連れは「服を着たままでは浮きにくいという説明を聞いて、ライフジャケットの大切さがわかった。」「ライフジャケットを着用するとともに、事故を未然に防ぐためには、保護者は子どもら目を離さないことが大切と思った。」と感想を話していました。

さわやかな宍道湖でSUPを体験

この日の宍道湖岸では、宍道湖に親しむイベント「ミズベリング縁日」が開催されており、さっそく寄贈されたライフジャケットを使って、宍道湖に浮かぶ嫁が島に、スタンドアップパドルボード(SUP)で上陸する体験会が午後3時頃まで行われました。参加者の中にはSUP初心者も多く、さわやかな秋風のそよぐ湖上で注意深くバランスを取りながら、岸から約200m離れた嫁が島までSUPを漕いで上陸しました。
参加した小学生は「ライフジャケットを着ているので、落ちても浮くから安心だと思えた。」「落ちなくてよかったが、 ライフジャケットを身につけてスポーツすると安心だと思った。」といった感想が聞かれました。

寄贈された子ども用ライフジャケット30着は、松江市岸公園内のライフジャケットステーションに設置され、ミズベリング松江協議会が無料で貸し出しています。

●ライフジャケットステーション概要
場 所/岸公園(松江市袖師町4-1 ※島根県立美術館横)
設置数/子ども用ライフジャケット:30着(サイズ:S 15着・M 15着)
連絡・問い合わせ先/ミズベリング松江協議会 TEL0852-55-5379(事務局:松江市 都市整備部 大橋川治水事業推進課)
貸し出し料金/無料

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