浜田市の松原小学校で10月19日に、地元の水産業や北前船とのつながりを学ぶ特別授業があり、5年生20人余が参加しました。
この授業は、9月にあった体験学習「北前船の海上交易から水産業の町浜田へ」の2日目として開催されました。
講師を務めた地元水産加工会社シーライフの河上清貴専務は、北前船で栄えた後に水産業が発展した浜田の歴史や、近年魚の消費が減ったことで市内の缶詰会社がなくなったことやその復活を解説。
また水産業は、流通業や包装材製造業など、地域の様々な産業とつながっていると、その重要性を強調し、若い世代の協力で水産業を盛り上げよう!カッコよくしよう!と熱い想いを子どもたちに向けて発信しました。
児童たちは、地元の水産業発展のために自分たちができることを考え、新しくパッケージをデザインすることやおススメ商品の新聞づくり、缶詰に料理のレシピを載せることなどが提案されました。
今後は、水産業を応援するアイデアをまとめ、市や水産業者などに提案するということです。
この学習は、北前船交流拡大機構が海と日本プロジェクトの活動として展開する「日本遺産の誇りでつなぐ海洋教育連携事業」の一環で、北前船の寄港地から全国16エリアの小学生が学んでいます。