地元の漁業に関心を深めてもらおうと、高級魚として知られるノドグロ漁が盛んな浜田市の学校給食で、1人1尾ずつノドグロが提供されました。
給食では提供されることが少ない、地元特産のノドグロを味わってもらおうという取り組みは、浜田市の沖合底びき網漁業の経営体で構成される島根県機船底曳網漁業連合会の「浜田で漁獲される美味しい魚をもっと知ってもらいたい」「地元の子ども達に思い出に残る給食を提供したい」との思いで企画され、市内の漁業関係者が協力して、提供が実現。11月中旬から下旬に、市内の小中学校、ろう学校、養護学校、約4300人分の給食で、ノドグロの中でもブランド化されている「どんちっちノドグロ」が、塩焼きや煮付けで提供されました。
給食に合わせて、沖合底びき網漁業者の皆さんの思いや、提供されるノドグロの下処理に携わった浜田水産高校での作業をまとめた動画も制作され、小中学生が視聴しました。また、希望のあった学校では出前授業が開催され、浜田の水産業や、浜田漁港で水揚げされる魚の魅力などについて説明を受けました。
塩焼きを食べた浜田東中学校の生徒たちからは、「脂が乗っていて美味しい」と、うれしい感想が!
ノドクロと一緒に、地元漁業関係者の思いが届いた給食となりました。