神々が集まる場所として知られる出雲が持つ、ミステリアスな雰囲気を醸し出すキャラクターの名は、「出雲日御碕灯台の守り人」。ひねくれていながらも神道の研究に熱⼼で、したたかな男。スサノオノミコトが持っていた神器、草薙剣をモチーフにした杖を持つという設定。

キャラクターを制作したのは、全国の灯台をオリジナルキャラクターとして描き起こし、灯台が有する歴史やエピソードをベースに新たなストーリーとして磨き上げる「燈の守り⼈」プロジェクトです。
「燈の守り⼈」製作委員会の柴⽥英知プロデューサーが、出雲市の飯塚俊之市⻑を12⽉9⽇に表敬訪問し、キャラクターの贈呈式を行いました。 
飯塚市長は、「キャラクター化をきっかけに若い人にも関心を持ってもらい、私たちの誇りである出雲日御碕灯台を盛り上げる大切な核としたい」と、国の重要文化財にも指定されることになっている出雲日御碕灯台のキャラクター誕生を喜びました。
柴田プロデューサーは、「アニメなどサブカルチャーに興味のある層を呼び込み、地域の盛り上げにつなげてほしい」と、今後の展開に期待を寄せました。
同プロジェクトでは、このキャラクターを活用する権利を市に贈呈し、観光パンフレットや土産物などに使用して、地域振興に役立ててほしいとしています。
「燈の守り⼈」プロジェクトは、灯台の持つ歴史的価値や文化を発信する取り組みで、全国灯台90基のキャラクターを作ります。
それぞれのキャラクターは、有名声優が出演するボイスドラマなどで発信されます。ボイスドラマ「幻想夜話」では、青二プロダクションの声優、竹内良太さんが「出雲日御碕灯台の守り人」の語りを担当していて、YouTubeで発信されています。来年3⽉には漫画アプリにも登場することになっています。
「燈の守り人」サイト⇒　https://www.akarinomoribito.com/