出雲市にある、あすなろ保育園、あすなろ第2保育園の5歳児とスタッフ合わせて約100人が参加して、あすなろげんきっこ「海ごみゼロ大作戦」と名付けた、海岸のごみ拾いが行われました。
出雲市大社町の稲佐の浜で、5月11日と14日の2回にわたり決行された「海ごみゼロ大作戦」は、旧暦10月の神在月に全国の神様たちを迎える砂浜をきれいにする“作戦”です。
出雲神話の舞台として知られる神秘的でかけがえのない稲佐の浜にも、紙ごみやペットボトルなどのプラスチック製品、漁具などがたくさん。
子どもたちは、「ごみはどこから来たんだろう?」「もうすぐごみがゼロになるかな?」「キレイになるって気持ちがいいね」などと話しながら、積極的に活動しました。
活動後の子どもたちは、園内に落ちているごみを自然に拾ったり、積極的に雑巾がけをしたりと、普段使っている場所や物に対しても、愛着を持つようになったということです。
今回の活動は、海と日本プロジェクトが推進する5つのアクションのうち「海をきれいにしよう」に賛同した活動です。海をきれいにすることの大切さや、活動の達成感を味わった子どもたち。大人になった時には、わが子へ、次世代へ、神話の舞台の海岸を守るアクションの輪を広げていくことでしょう。
2つの保育園を運営する社会福祉法人あすなろ会では、保育プログラムや美化活動を通して、子どもたちの環境に対する意識を育みながら、地域の環境問題にも積極的に取り組んでいきたいとしています。