海と日本プロジェクトでは、10月10日の魚(とと)の日から10月16日までの1週間を「海のごちそうウィーク」として、海の幸を食べることを通して海のことを知り環境問題を考えるキャンペーンを展開。
島根を代表する名峰、三瓶山の自然に抱かれた源泉掛け流しの宿「国民宿舎さんべ荘」。三瓶観光の宿泊施設として、また地元住民の癒しの温泉として親しまれています。
この温泉宿のレストランに、地元産品にこだわった新感覚のアナゴメニューが加わりました。
アナゴの水揚げ量が全国有数の島根県の中でも、県内漁獲量の半分近くを占める大田市産。水揚げされるアナゴは、一般的な物より大きく脂がのっているのが特徴です。
この食べ応えのあるプリプリアナゴを、三瓶山の澄んだ水で育ったクレソンや、ねぎ味噌などと合わせ、地元カフェで人気のベーグルでサンドした「あなGOベーグル/通称あなべー」。
そして地元産の米粉を使ったトルティーヤで、アナゴとクレソン、ねぎ味噌などをロールした「あなGOロール/通称あなろー」。この2品はお昼に数量限定で提供されていて、美肌にも効果ありとされる栄養豊富なアナゴの新グルメとして、女性を中心に注目を集めています。
大田市では近年、アナゴ料理を提供するお店が増えていて、商工会議所と市では、アナゴ料理を提供する飲食店や旅館を紹介するリーフレットを製作するなど、市を挙げての観光振興の取り組みも進められています。
海のごちそうウィーク「海の幸を食べることを通して海の問題を考える1週間」
ある研究によると、海の温暖化や酸性化などの影響により、2050年にはマグロ、エビ、イカ、イクラなどが獲れなくなるかもしれないと言われています。海の幸を食べることを通じ、海の問題を考えるきっかけに!
島根県の海岸では、秋から冬にかけて季節風の影響などにより漂着ごみが増えます。海ごみは、漁業、観光、生き物などに大きな影響を及ぼしています。
世界中で海ごみ対策を推進するとともに、私たち一人ひとりがごみの発生源とならないよう取り組む必要があり、美しい海を次世代につなぐ活動の広がりが、ますます求められています。