日本各地から、海に興味や関心がある子どもたちが参加している「海のキッズサポーター」は、海と日本プロジェクトの様々なイベントに参加しながら海への理解を深め、海の未来を考えていきます。海が好きで個性豊かな子どもたち、その思いや活動を紹介します。
島根県松江市に住む「りくごん」こと、小学4年生の渡部莉玖くんは、魚を食べることが大好き!2021年の夏に魚をさばく体験活動「さばける塾」に参加して、アジやイカをさばいて海鮮丼を作りました。
その楽しかった経験を友達にも伝えたいと、夏休みの自由研究では、「海と日本プロジェクト新聞」を作り、さばける塾で習得したアジのさばき方を書きました。新聞を作って発表することで、友だちも魚をさばくことに挑戦してくれたらうれしいと思ったからです。そして、海でごみが大問題になっていて、海の生き物が大変な思いをしていることも書いて、学校のみんなに伝えました。
また、海の生き物を調べたりすることも大好きで、チリメンモンスターについて研究して、学校で発表しました。この研究から、「海の中にはたくさんの種類の生き物がいることや、カニは子供の頃と大人の頃と体の形が違うことを初めて知った」と、成果を話しています。
2022年の夏休みの自由研究では、折り紙で海のジオラマを作り、様々な種類の生き物が乱舞する豊かな海を表現しました。
そして、この夏も両親と一緒にさばける塾に参加したりくごん。色々な魚をさばくことに挑戦するとともに、海の環境に対する思いも深めています。さばける塾に参加した後に書いた「さばける絵日記」には、魚をさばくことが上達したことと共に「これからも海を守りたい」と締めくくっています。
将来も美味しい魚を食べるためには海の環境問題の解決が大切と考えているりくごんは、新年度には5年生。「さばける塾にまた参加したいし、海に入って様々な生き物を見たり、海のごみを詳しく調べてみたい」と、更なる海の活動や研究に意欲満々です。未来に羽ばたけ海のキッズサポーターりくごん!
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