一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションと、一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たちが、制限時間40分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2024・島根県大会』を10月19日(土)に開催しました。大会には22チーム66人が参加。全員で拾ったごみの量は36.9kgになり、開星高校から出場したチーム「なっ会」が優勝しました。
会場となった出雲市多伎町のキララビーチには、島根県内各地の高校から県大会過去最多の22チームが集合しました。横田高校、三刀屋高校、浜田高校、矢上高校は初出場です。
部活のユニフォームなどを身に着けた参加者たちがごみ拾いを開始すると、海水浴シーズンが終わり静けさが漂う海岸に、若者たちの活気が溢れました。キララビーチは、県内外からの海水浴客に人気の美しい海岸ですが、この日はたばこの吸い殻やペットボトルなどの生活ごみや、漁具などが落ちていました。
今夏の甲子園で、強豪校を次々と打ち破ってベスト8となり、全国で注目を浴びた大社高校野球部からも「可能性は無限大」と「チーム マネ」の2チームが参加しました。地域の方々から受けた応援への感謝と、地域への恩返しになればと出場を決め、野球とはまた違う”甲子園”で、ごみと格闘しました。
今回の大会は、5チームがオリジナルアイテムを製作して競技に挑みました。「Notポイ捨て、Let’sごみ拾い」とキャッチフレーズをあしらった箱やソリを付けた箱、細かく分別出来るように仕切られた箱など、それぞれが工夫を凝らしたアイテムです。参加者からは「少しでも海岸をきれいにしたい」「スポGOMIは楽しみながらごみが拾える」などの感想が聞かれました。40分間の競技が終了すると、全員で拾ったごみの総量は36.9kgとなりました。
ポイントの高いタバコの吸い殻やペットボトルを中心に集める作戦が功を奏し、開星高校の「なっ会」が見事優勝。同チームが拾ったごみの総量は5.1kgで、510.5ポイントを獲得しました。開星高校の野球部チームは3年連続の優勝です。2位は同じく開星高校の「情熱バンビーノ」442.5ポイント。3位は大社高校「チーム マネ」441ポイント。オリジナルアイテム賞には、重いごみをたくさん拾ってもスムーズに運べるようにと、車輪付きアイテムを製作した松江南高校の「TEAM友達」が輝きました。
全国から40都道府県の代表が出場する「スポGOMI甲子園全国大会」は、12月1日(日)に東京墨田区で開催され、ごみ拾い日本一をかけて競います。全国大会に出場する「なっ会」のメンバーは「東京でも優勝を目指して頑張りたい」と意欲を燃やしています。
イベント名 | スポGOMI甲子園2024・島根県大会 |
参加人数 | 22チーム(66人) |
日程 | 2024年10月19日(土) |
場所 | 出雲市多伎町キララビーチ |
主催 | 一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション 一般社団法人海と日本プロジェクトinしまね |
協力 | 株式会社多伎振興 出雲市環境政策課 |