高校生が3人1組のチームを組み、制限時間中に決められたエリア内のごみを拾って、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園・島根県大会』が、7月2日(土)に出雲市多伎町のキララビーチで開催されました。
朝から真夏の太陽が照り付けるキララビーチに、県東部の高校を中心に12チーム36人が集まりました。
部活のユニフォームなどを身につけた参加者たちは海岸に散らばり、ごみを拾いをスタート!
集めたごみの重量とごみの種類でポイントを競うスポGOMI甲子園。各チームが思い思いの作戦で、40分間のごみ拾いに挑み、海水浴客で賑わう砂浜で、たくさんのごみが集められていきました。
スポGOMI甲子園では、工夫を凝らした自作アイテムを使うことができます。こちらのチームは、 ソリのようなごみ箱を自作しました。砂の上で大活躍です!
優勝は、松江市の開星中学校・高等学校から参加した「開星スターズ」。ペットボトルを中心に集める作戦で、ごみ重量7.61kg/2329ポイントを獲得しました。
優勝チームは、11月に東京で行われる予定の全国大会に出場することになっています。
「開星スターズ」は、野球部のメンバーで結成されたチームです。優勝後のインタビューでは、「今回、改めて海洋ごみの現状を目の当たりにし、海洋ごみの問題は世界中のみんなで解決しなければならない問題だと思った。全国大会では、チームワークを発揮して頑張りたい。」とコメントしています。
2位は安来高校と松江南高校の友人グループ「マジガチ勢」、3位は平田高校の「ひらこうJRC」。
チームが独自に製作したごみ拾いアイテムの機能や斬新さデザインなどを審査して選ばれる「オリジナルアイテム賞」には、大社高校の「大社3girls」が選ばれました。ごみを分別しながら集める背負いカゴで、華やかにひまわりをあしらっています。
参加者全員で集めたごみの総量は、77.43kgとなりました。
参加した高校生の一人は、「考えていたより、たくさんごみがあることを残念に思ったが、競技としてみんなでごみを拾うことは楽しいと思った。」と感想を話しました。
大会をきっかけに、高校生たちが海洋ごみ問題を深く考えた日になりました。皆さん炎天下の中、本当にお疲れ様でした!