海と日本プロジェクト特別クルーズコースで非日常体験!
2022年9月11日(日)調査隊(島根・鳥取の小学5・6年生)2日目は松江港を出港し、日本海へ!乗船した白鳥号は普段、大橋川から西へ向かい宍道湖を周遊する観光遊覧船だが、この日は大橋川から普段の真逆、東に向かい、中海→境水道→日本海を目指す特別コースだった。
まずは塩分測定だ。島根県のHPなどによると、一般的な塩分濃度は宍道湖が0.3%、中海が1.5%、日本海が3.4%だという。実際にどうなのか?
調査隊の結果は、宍道湖より境水道は3倍塩分が濃い
調査隊は前日の10日に宍道湖で計測し0.7%だった。大橋川(塩楯島近く)ではどうなのか?結果は0.9%とやや塩分が濃くなった。次の調査ポイントは大根島(松江市八束町)の波入港だ。ここは中海のほぼ中央に位置する。結果は1.5%。宍道湖の倍以上の塩分濃度に上昇した!最後の調査ポイントは、境水道だ。目の前には日本海・美保湾も見えた。もうすぐ先は海だ。結果は2.2%。一般的に言われる数字よりかなり低かったが、境水道の水の流れが影響していると考えられる。それでも宍道湖の3倍の濃さになった。
塩分の濃さで、生き物が全く違った!中海は湖ではなく、海?
前日の生き物調査、宍道湖岸ではシジミとゴカイが主に採れた。どちらも汽水域を象徴する生き物。
中海はどうなのか?調査隊が最も多く見つけたのが、ヤドカリ!さらにアサリや、イソガニ、ナベカやハゼの仲間に加え、海藻の一種・ミルが採れた!全て海を中心に生息する生き物だった。一方、宍道湖で湖底を掘れば必ず出てきたシジミの姿はなかった。
海の酸性化問題で、シジミもピンチ?!
地球温暖化に伴い、海の酸性化が進んでいる。将来、貝類や甲殻類は直接的な影響が心配されている。酸は貝や殻を溶かす性質があり、成長を阻害してしまう。心配をはらんでいる。
調査隊は、その現状を受け、オリジナルイベントをどうまとめるのか?アウトプットはイラストとキャッチコピーを使って、シジミ新パッケージ作りに挑戦!