松江市の学童保育「さんびるアカデミー学童塾」を利用する小学生約100人が参加して、海洋ごみについて学ぶ学習会が、8月24日に開催されました。
松江市乃白町のさんびるアカデミー学童塾では、夏休みの恒例行事として、海岸の清掃活動と海洋ごみを学ぶ体験学習を開催しています。
この日は、島根県環境生活部廃棄物対策課から講師が招かれ、「しまね出前講座 海ごみについて考えてみよう」と題した学習会が開かれました。
1年生と2年生向けには、手渡されたお菓子の空き箱やジュースのペットボトルについているマークを見つけ、適正なごみ袋に捨てる活動などが行われました。
3年生から6年生は、海洋ごみに関するクイズに〇×で答えたり、海のプラスチックごみが紫外線や波によりだんだん小さくなり、マイクロプラスチックとなって、生き物に悪影響を与えることを学びました。
3年生から6年生はその後、グループに分かれて海のごみをなくすためのルールを考えました。
自分たちで考えたルールの発表では、「ポイ捨てした人を注意し、そのデメリットを伝える」「ポイ捨てした数の10倍のごみを拾うルールを作る」「みんながルールを守ると海がきれいになり、世の中が豊かになる」など、ユニークな意見や力強い意見が飛び出しました。
8月28日には、松江市鹿島町の海岸で6年生とスタッフによるごみ拾い活動も行われました。
ビルメンテナンスなどの「さんびる」が運営する学童保育「さんびるアカデミー学童塾」では、今後も定期的に海の環境について学ぶ活動を実施したいとしています。