目の前で水揚げされた新鮮な魚をさばいて、海鮮丼を作って味わう「漁港水揚げ見学と獲れたて海鮮丼づくり体験ツアー」が、松江市美保関町で8月22日に開催され、参加した10組の親子が、魚の水揚げ見学と海鮮丼づくりを楽しみました。
この体験活動は、地元の漁業と獲れたての魚のおいしさを知ってもらおうと、松江観光協会美保関町支部が開催しました。
夜の明けきらない美保関漁港に集合した参加者は、大敷網漁から帰った漁船の水揚げを見学。
活気に満ちた漁港で、アジを中心としたピチピチの魚が次から次へと水揚げされる様子を、興味深そうに見守りました。
見学を終えると、水揚げされたばかりのアジとツバスで海鮮丼を作る「さばける塾」がスタート!
さばける塾は、魚をさばいて食べる体験を通して、魚のおいしさと魚を育む海の大切さを知ってもらおうという、海と日本プロジェクトの体験活動です。
フードコーディネーターの西本敦子さんから魚のさばき方のレクチャーを受ける子どもたちの眼差しは、これから自分でさばくんだ!と真剣そのものです。
家族が釣った魚をさばくのが趣味という小学生から、魚料理に初挑戦という親子まで、参加者のスキルは様々ですが、みんな楽しそうに魚の調理に挑戦。悪戦苦闘しながらも、自分流の海鮮丼が完成しました。
試食タイムには、地元婦人会のメンバーが作った、カメノテがふんだんに入ったみそ汁も振る舞われ、新鮮な海の幸を味わった参加者は「難しかったけど、おいしい」と、笑顔で感想を話してくれました。
最後は、みんなで魚港のごみを拾って、水揚げ見学を受け入れてくれた漁師さんたちに、感謝の気持ちを表しました。