島根県・鳥取県の小学5・6年生24人が、海の環境・産業・遊びなどを体験・学習しながら、美しく豊かな海を未来に繋げていこうという海の特別プログラム「隠岐の島発見隊!離島で学ぶ海の未来」
2泊3日で、徹底的に海のことを知り、学び、海の未来を考えます。
今年の舞台は、島根県隠岐諸島にある中ノ島(海士町)。
海士町の特産イワガキの種付けから出荷までの各過程を、探検隊の小学生が擬似的に体験することで、地域の水産業や経済、イワガキ養殖に適した海洋環境などについて学びます。
隠岐の海、日本の海、そして、世界の海の未来を考えるワークショップの3日目の様子です。
隠岐海士町で養殖されるイワガキは、島の中にある種苗センターで生まれます。
その後も、海に出て自分で大きく育つことができるようになるまで、センターの水槽で育てられます
およそ1000リットルの水槽に、200万個の「生まれたなかりの赤ちゃんイワガキ=稚貝(ちがい)」が暮らしています。※写真①
その後、さらに、お皿を重ねたような「クペル」と呼ばれる仕掛けにくっついて成長します。※写真②③
このクペル、稚貝がくっつきやすいように工夫がされています。
表面が大人のイワガキの表面と同じようにバクテリアが膜をつくっています。
施設の方曰く、「お母さんの香りに吸い寄せられて、赤ちゃんイワガキがくっつく」のだそうです。