島根県・鳥取県の小学5・6年生24人が、海の環境・産業・遊びなどを体験・学習しながら、美しく豊かな海を未来に繋げていこうという海の特別プログラム「隠岐の島発見隊!離島で学ぶ海の未来」
2泊3日で、徹底的に海のことを知り、学び、海の未来を考えます。
今年の舞台は、島根県隠岐諸島にある中ノ島(海士町)。
海士町の特産イワガキの種付けから出荷までの各過程を、探検隊の小学生が擬似的に体験することで、地域の水産業や経済、イワガキ養殖に適した海洋環境などについて学びます。
隠岐の海、日本の海、そして、世界の海の未来を考えるワークショップの2日目の様子です。
出荷までの3年間を海士町の海の中で育つイワガキ。
そのイワガキの殻にはたくさんの別の生き物がくらしています。
種類のちがう生き物が共に暮らすことを”共生”といいます。
子どもたちがイワガキの殻からから見つけたのは、ゴカイやエビ、カニの仲間。
イワガキの殻をおうち(すみか)にして外敵から身を守ります。
一方のイワガキにも共生のメリットがあります。
動くことのできない養殖のイワガキは、周辺の環境を共生する生き物にきれいにしてもらっているのです。
イワガキについて学んだ探検隊が気になったのが・・
海の中のイワガキの様子。
その為には、岸から離れた養殖イカダのそばに行く必要があります。
探検隊は、シュノーケリングやカヌーに似た形をしたボート「パックラフト」で、でイワガキが養殖されている場所まで“自力”で向かいました。
湾の中ですが、隠岐海士町のイワガキ養殖の海は、適度な潮流があるのが特徴。
海水が滞留せず、つねに綺麗な水にさらされています。
探検隊は、潮の流れに負けない様に、懸命に養殖イカダに向かいます。
さらに、澄んだ海に吊るされた岩ガキの養殖場は、恐怖を感じるような深さ。
勇気も必要なアドベンチャーでもあります。