レポート
2020.08.26

美保関に伝わる民話でアニメ制作 松江市を「海ノ民話のまち」に認定

松江市美保関町に伝わる民話「えびすさまとにわとり」が、未来に語り継ぎたい海にまつわる民話に選ばれ、松江市が「海ノ民話のまち」に認定されました。

海にまつわる全国各地の民話をもとにアニメを制作し、子どもたちに伝える活動に取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」実行委員会は、民話が伝わる地域として松江市を「海ノ民話のまち」に選び、実行委員会のメンバーが8月25日に、松江市の松浦市長に認定書を贈呈しました。

「海ノ民話のまち」認定は、海と日本プロジェクトの一環として一昨年から行われていて、3回目となった今年の認定には全国から7つの地域が選ばれました。
「えびすさまとにわとり」は、美しい姫神に毎晩会いに行っていた恵比寿様が、鳴く時間を間違えた鶏の声に慌てて船に乗って帰路に着き、サメにかみつかれてケガをするなど災難にあったため、美保関の住民はこれ以降、鶏や卵を食べなくなったという民話です。

表敬訪問_1 表敬訪問_3
認定証を贈呈した海ノ民話のまち認定委員長の沼田心之介さんは、テレビアニメ「日本の昔ばなし」の監督を務めた人物で、えびすさまとにわとりについて「コミカルに描かれていながら、海の危険性も描かれている。子どもたちも楽しみながら学べると思う。」と認定理由を話しました。

松浦市長は「自分が子どもの頃、遠足で美保関に行った時の弁当には、卵を入れていなかった体験もあり、この民話には思い入れがある」と民話にまつわるエピソードを披露。アニメを通して、子どもたちに受け継いでいきたいと、認定を歓迎しました。

えびすさまとにわとりは今後アニメ化され、インターネットで公開される予定です。

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