レポート
2021.05.22

松江高専生がチャレンジ!宍道湖シジミとマイクロプラスチックを研究

松江高専3年生の野田美空さんと飯野愛未さんが取り組む、宍道湖のシジミとマイクロプラスチックに関する研究が、海や水産分野などの研究に励む中高生をサポートする、マリンチャレンジプログラムに選ばれ、8月の中四国地区大会の発表に向け研究を進めています。

松江高専の環境・建設工学科に在学中の2人が研究するのは「宍道湖に生息するヤマトシジミにマイクロプラスチックが与える影響」について。
「島根といえば宍道湖、宍道湖といえばシジミ!」と地元産のシジミに深い愛着を持つ野田さんが研究を発案、これに賛同した飯野さんと一緒に、放課後に取り組む自主研究です。
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ヤマトシジミはマイクロプラスチックを摂取するのか?マイクロプラスチックはシジミの味にどのような影響を与えるのか?この点を明らかにしたいと考えています。
マリンチャレンジに選ばれたことで、本格的に取り組めると張り切っていますが、4月に始まった研究は、外国から材料を取り寄せたり、エサになる植物プランクトンを育てたりと、まだまだ初期段階。
環境・建設工学科の山口剛士准教授に指導を受けながら、地道に取り組んでいます。

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2人はこの研究を通して、宍道湖にも海と同じようにマイクロプラスチックの問題が潜むことを地域の人に知ってもらい、宍道湖の環境改善にもつなげたいと話しています。
将来は、水質や環境に関する仕事に就きたいと考える2人。今回の研究は、将来を見据えた大きな一歩となりそうです!

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マリンチャレンジプログラムは海と日本プロジェクトの一環として、海洋分野での課題を見つけ、人と海との未来を創り出す仲間づくりのプロジェクト。海・水産分野・水環境分野の研究に挑戦する中高生にサポートを行っていて、松江高専は今年度、高専から唯一選ばれました。
8月に全国5地区で開催されるブロック大会を目指して40チームが研究中で、地元特有の生態系を探る研究や、生き物の行動を探る研究など、様々なテーマで取り組まれています。

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