海のキッズサポーターは、海に興味や関心がある子どもたち。海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深め、海の未来を考えていきます。
今回は島根県の海のキッズサポーター「かなん」こと、小学5年生の柳原花南さんを紹介します。
花南さんは、今年の夏に隠岐郡海士町で行われた、海と日本プロジェクトinしまねの体験活動「隠岐の島発見隊!離島で学ぶ海の未来」に参加しました。
隠岐特産のイワガキを養殖する現場や、イワガキを特殊な技術で凍結する加工場の見学を通して、離島のハンデを跳ね返すために色々な工夫を凝らしていることが、印象的だったといいます。
また、シュノーケリングやシーカヤックの体験では、「海が深くて少し怖かったけど楽しかった」と思い出を振り返りました。
自然の中で遊ぶことが大好きで、プールより海や川の方が魚や生き物がいて楽しいと目を輝かせ、サッカーやダンス、トライアスロンなど色々なスポーツにも挑戦している花南さん。隠岐からはラジオの生放送にも出演して、体験についてロングインタビューを受けるなど、チャレンジ精神にあふれています。
花南さんが、隠岐で注目したことには、美しく澄んだ海と、その海岸に大量に漂着していた海洋ごみがあります。この体験から、海洋ごみを無くすには、お母さんがやってくれているリサイクルを自分も頑張ったり、プラスチック製品でなく再生可能な自然素材で出来たものを選ぶなど、自分たちが行動を変えていくことが大切だと考えました。
隠岐の魅力や環境に関することを多くの人に伝えて、興味を持ってもらいたいと、体験の発信にも意欲的です。8月末には、隠岐で学んだことをYouTubeで生配信する番組のプレゼンターを務めました。これまでも隠岐の体験を友だちに話していましたが、プレゼンターを務めた経験から、人にわかりやすく伝えることの大切さを実感しました。
そして、周囲の人たちが番組を見て感想を話してくれたことが励みとなり、自分が発信することで、隠岐や環境にもっと興味を持ってもらえたらうれしいと話します。
海のキッズサポーター花南さん。これからも、いろんな遊びや活動にチャレンジしながら、海の魅力や課題を発信して欲しいですね。