一般社団法人海と日本プロジェクトinしまねは、出雲市内の3校(出雲西高校、大社高校、平田高校)、出雲市と連携し2023年7月に出雲市の海岸で海洋ごみ調査を実施、その成果を2023年11月18日(土)に出雲市の出雲ドームであったイベントで発表しました。
この取り組みは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施したものです。
イベント概要
・開催概要:出雲市内の3校と出雲市が連携して実施した海洋ごみ調査の調査結果をイベントで発表した。
・日程 :2023年11月18日(土)
・開催場所:出雲ドーム
・調査 :2023年7月@出雲市湖陵町西浜海岸
「日本のごみが多くてビックリ」
成果発表会では、7月に実施した調査結果を主に発表しました。
調査は2023年7月23日(日)、出雲市湖陵町の西浜海岸で、大社高校JRC部の4人、出雲西高校インターアクトクラブの9人、平田高校JRC部12人など高校生28人と、出雲市環境政策課の職員、各校の教員ら総勢36人が参加しました。
調査結果は下記の通りです。
■調査範囲:100m×5m
■種類別調査:生活ごみ60%、漁業ごみ30%、その他10%
■言語標記別調査:日本20%、外国語30%、不明50%
この調査結果について生徒たちは「海外のごみが多いと思っていたので、日本のごみが意外と多くてビックリした。市内の人たちにごみを捨てないように伝えていきたい」と話していました。
「街のポイ捨てを少なくすることが大切」
調査結果の種類別では生活ごみが全体の6割を占め、また、言語でも判別できたもの中では日本が一番多かったことから、高校生は海洋ごみ削減のためには「街のポイ捨てを少なくすることが大切、プラスチック製品を長期間利用することなどが大切」と発表しました。
また、一緒にごみ拾いを実施した出雲市環境政策課の原豊美氏は「拾ったごみを回収する”拾い箱”を活用するなど、高校生や市民、観光客を巻き込んだポイ捨て抑制の取り組みを広げていきたい」と語気を強めていました。