出雲市大社町の稲佐の浜で7月19日に海岸清掃があり、すがすがしい空気に包まれた早朝の活動に、地元自治会などから約200人が参加しました。参加者は約1kmの海岸に散らばり、プラスチックごみや木の枝などを拾いました。
例年は梅雨入り前にも実施される清掃ですが、新型コロナの影響により中止になったことや、活動の数日前に、県西部の江の川流域に甚大な被害をもたらした大雨の影響もあり、海岸にはプラスチックごみのほかにも、流木や木の葉なども大量に流れついていて、手で拾ったり熊手で掃いたりと、約1時間の活動で大量のごみが集められました。
出雲大社に近い稲佐の浜は、国譲り・国引き神話の舞台としても知られ、日本遺産「日が沈む聖地出雲」にも認定される景勝地、夏には海水浴客でにぎわいます。
間近にせまった海水浴シーズンを目前に、砂浜は本来の姿を取り戻しました。
稲佐の浜は、旧暦の10月に全国の八百万の神々を迎える浜でもあります。神様をお迎えするために、秋にも清掃が予定されています。