浜田のブランド魚として知られるノドグロが、浜田市内の小中学生に学校給食で提供されることになり、浜田水産高校食品流通科3年生が、ノドグロを下処理して真空パックに詰める作業に取り組んでいます。
10月8日にも作業が行われ、13人の生徒たちは、包丁などでウロコを丁寧に取り、内臓などを除去して、冷凍保存していきました。
最終的には約4300尾のノドグロをさばき、11月から市内すべての小中学校、ろう学校と養護学校、合わせて27校で提供する予定で、一尾丸ごとのノドグロが、塩焼きか煮付けで提供されるということです。
この取り組みは、地元船団でつくる島根県機船底曳網漁業連合会の「浜田で漁獲される美味しい魚を、地元の子供たちもっと知ってもらい、思い出に残る給食を提供したい」との思いで企画されたものです。
下処理を行った生徒は、「頑張ってウロコを取ったので、小中学生の皆さんに美味しく食べてほしい」「ノドグロは浜田を代表する魚。漁師さんに感謝して食べてほしい」などと、話しています。
浜田市水産振興課では、小中学生には、浜田水産高校との関わりを感じてもらい、高校生にも自分たちの取り組みが地域貢献につながることを実感してもらいたい、としています。