海と日本プロジェクトでは、10月10日の魚(とと)の日から10月16日までの1週間を「海のごちそうウィーク」として、海の幸を食べることを通して海の問題を考えるキャンペーンを展開しています。
地元の魚介類を中心にした料理を振る舞う松江市の味処「繁」の店主、阿川繁樹さんがおススメする海の幸は、地元島根のサザエ。
阿川さんによると「日本海の荒波にもまれ、ワカメなど豊富な海藻を食べて育った島根のサザエは、磯の香りと身のやわらかさ、程よい弾力が特徴」。
お店のメニューでは、刺身・つぼ焼き・釜めしがおススメで、看板メニューの一つ釜めしの人気ランキングでもサザエは常に上位に君臨しているということです。
実は、阿川さんがYouTubeで1年程前に公開したサザエの取り出し方動画が、最近になり30万回再生とバズッています。S字フックを使った身の取り出し方は、家庭で調理する際の参考にもなりそうです。
素材の良さが際立つ島根のサザエ料理、ご家庭でお店で、ぜひ味わってください。
海のごちそうウィーク「海の幸を食べることを通して海の問題を考える1週間」
ある研究によると、海の温暖化や酸性化などの影響により、2050年にはマグロ、エビ、イカ、イクラなどが獲れなくなるかもしれないと言われています。海の幸を食べることを通じ、海の問題を考えるきっかけに!
阿川さんは高齢化などによる漁師の減少を心配しています。豊かな海の食材がありながら、それを獲る漁師がいなければ、消費者に届けることができなくなるのではないか?
全国的な担い手不足は、水産業を発展させる上でも極めて重要な課題となっています。