魚をさばいて食べる体験を通して、地元の漁業と獲れたての魚のおいしさを知ってもらう体験「日本さばける塾 in しまね」を、松江市美保関町で8月7日(土)に開催しました。
体験には8組23人の親子が参加し、早朝の漁港での水揚げ見学と、水揚げされたばかりの新鮮な魚をさばいて、海鮮丼づくりを楽しみました。
夜の明けきらない美保関漁港に集合した参加者は、まずは大敷網漁から帰った漁船の水揚げを見学しました。夜が明けてくると、幻想的な美しさに包まれた海の景色が目に飛び込んでくる一方、漁港には、威勢のいい声が響いています。参加者は、船から水揚げされたピチピチの鮮魚が次々と仕分けされる様子を、興味深そうに見守りました。
この朝獲れたのは、島根の夏を代表する脂の載ったアジを中心に、白い宝石と呼ばれる高級なシロイカ、肝も絶品で歯ごたえのある白身のカワハギなどなど、バラエティ豊か!島根半島沖の豊かな水産資源を、体感することができました。
見学を終えると、その場でスタッフが、アジとシロイカの他にツバス・マルゴ・カワハギを買いつけ、いよいよ「さばける塾」がスタートです!
フードコーディネーターの西本敦子さんから、さばき方のレクチャーを受ける子どもたちの眼差しは、真剣そのものです。アジとイカのさばき方を学んだ参加者は、家族ごとのテーブルに散らばって、魚をさばき始めました。さばくのは初めてという小学生から、色んな魚をさばきたいという親子まで、参加者のスキルは色々ですが、みんな楽しそうに挑戦。アジとイカをさばき終わった後には、大きなマルゴやカワハギに挑戦する子どもたちも!さばいた後は、薬味を使って美しく盛り付けたり、夢の大盛り海鮮丼をつくるなど、思い思いの自分流海鮮丼が完成しました。
試食タイムには、地元婦人会メンバー特製のシジミがふんだんに入ったみそ汁も振る舞われ、新鮮な海の幸を味わった参加者は、美味しかったのはもちろん!色々な魚を見て面白かった、魚によってさばき方が違うことを知ってよかったと、笑顔で感想を話してくれました。