食を通じた地域振興に取り組む島根県の浜田市と邑南町が、このほど広島県民を対象とした料理教室を開き、新鮮で豊かな地元の食をPRしました。山間のまち邑南町を訪れた20人の参加者は、まず野菜の収穫を体験。続いてノドグロやブリなど浜田港で水揚げされた魚のさばき方をレストランシェフから学びました。小学生の参加者も三枚おろしに挑戦、「包丁の角度が難しかったけど家でもやってみたい」と話していました。この日のメニューはノドグロのカルパッチョ、ブリと春菊のパスタで、プロ直伝のイタリア料理です。出来上がった料理に参加者からは、「素材の良さがあり美味しかった」、「家でも作りたい」などの感想がありました。また、「スタッフが親切で地域の温かさを感じた」、「また来たい」など今後の交流にもつながる声が聞かれました。地域の人口減少が進む中、観光や交流人口の拡大で人口減少を緩和する取り組みが各地で進められています。島根の豊かな食材を生かした体験型の取り組みで、地域の活力アップにつながることが期待されます。