江戸時代から370年続く伝統の船神事ホーランエンヤが、松江市で18日に開幕。
この日は松江城内にある城山稲荷神社の御神霊を神輿船に乗せ、10㎞ほど離れた阿太加夜神社に運ぶ「渡御祭」が営まれました。
松江市中心部を流れる大橋川には大小約100隻の大船団が繰り出し、祭の花形ともいえる旗やのぼりで飾られた5隻の櫂伝馬船では、歌舞伎風の装束に身を包んだ踊り子たちが、舞を披露。10年ぶりの祭を見ようと詰めかけた観客から拍手が巻き起こり、14万人が絢爛豪華な水上絵巻に酔いしれました。
ホーランエンヤは、阿太加夜神社で踊りを奉納する22日(水)の中日祭。御神霊が城山稲荷神社に送り届けられる26日(日)の還御祭まで続きます。