浜田市にある松原小学校の5年生20人が9月4日に、北前船の寄港地として日本遺産に認定されている浜田市の外ノ浦などで、その歴史や海について学びました。
この体験学習は、地元の海と歴史について関心を高めてもらおうと、北前船交流拡大機構が海と日本プロジェクトの一環として開催しました。
浜田市は古くから国内外との交易が盛んで、現在も島根県の代表的な港町として海と生活が密接に関わっています。
外ノ浦の街並などを見学した今年7月に引続き、今回は船に乗って港に適した外ノ浦の地形などを見学。子供たちは江戸時代に良港として栄えた外ノ浦を体感し「内海は穏やかだったが、外海は波が高いことを体験できた」と、江戸時代の船乗りの気分に!
外ノ浦を見学した後は、現在の浜田港で重要な役目を担っている福井埠頭を見学。一日の学習を通して「北前船の寄港で地元経済や文化が発展したことが分かった」「浜田港は外国とも貿易をしていて、世界と繋がっている」など、海が浜田にとって重要な存在だということを学びました。
また乗船中に、海のごみを発見した児童もいて「今後は海の環境についても考えていきたい」と、海洋環境についても考える機会となったようです。