浜田市にある松原小学校の5年生19人が、7月2日に日本遺産に認定されている北前船の寄港地、浜田市外ノ浦町で、その歴史や海について学びました。
この体験学習は、地元の海と歴史について関心を高めてもらおうと、(一社)北前船交流拡大機構が「海と日本プロジェクト」の一環として開催しました。
外ノ浦は昨年度「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落」として日本遺産の認定を受けた地区です。浜田市は古くから国内外との交易が盛んで、現在も島根県の代表的な港町として海と生活が密接に関わっています。
子供たちは「外ノ浦探検隊」として学習を開始!地元の郷土史家、楫ヶ瀬孝さんを講師に迎え、北前船に育まれた外ノ浦の街並みや、風の向きや潮の流れを計測する日和山方角石について説明を受けたり、外海と内海の違い、外ノ浦がなぜ港に適しているかを学びました。
「実際に現地に行くことで、地元の海や歴史について知ることができた」また「知らないことが多かったのでもっと勉強したい」と子供たちは興味津々。
今後は、船に乗って海から外ノ浦を探検する学習が予定されていて、学習テーマ「これからも海とともに発展するふるさと浜田の良さ」や「未来の浜田への想い」などを、多くの人に知ってもらうための発信方法を考えることにしています。
外ノ浦探検隊の学習成果がまとまるのは秋、どんな発信になるのか楽しみです!