江戸時代から明治にかけて、日本海をつなぐ海運業で活躍した北前船について学ぶ授業が、12月14日に北前船の寄港地のあった浜田市外ノ浦町の松原小学校で行われました。
この授業は北前船が地域で築いた港の文化や歴史を学ぶことで、地元の海への関心を深めてもらおうと、海と日本プロジェクトなどが今年7月から4回に渡って開いてきました。
5年生25人はこれまでの授業で、日本遺産に認定された北前船の寄港地のひとつ浜田市外ノ浦町を探索し、こども新聞を作成するなどしています。北前船について夏休み中に家族で話し合った児童もいて、地元の海について理解を深めたようです。
まとめにあたる今回は、北前船の寄港地にある全国15の小学校の調べをまとめたガイドブックを使って各地域と北前船のつながりを、ひとりひとりが発表。北前船が各地で築いた文化や人と人とのつながりの大切さについて学びました。
児童たちからは「北前船のことを調べて興味がわいた」また「日本中にいろいろな港があることを世界に広めたい」など頼もしい感想が聞かれました。