松江市でこのほど、出雲地方でゴズと呼ばれる魚を使った地元食材料理の勉強会が開かれ、若手料理人が工夫を凝らした料理が披露されました。
「ゴズ」とは、宍道湖や中海周辺でのマハゼの呼び名です。秋から冬に旬を迎え、家庭で天ぷらなどにして食べられています。
地元食材料理の勉強会は、松江郷土料理研究会が若手料理人の育成を目的に27年前から開催していて、毎年異なるテーマで創作料理に挑戦しています。
今年のテーマは宍道湖産のゴズを使った料理で、市内の旅館やホテル、飲食店の若手料理人9人が考案しました。
ゴズを昆布で巻き甘露煮にした料理や、皮まで使ったしんじょなど趣向を凝らした9品を、ベテラン料理人などが試食し、評価やアドバイスを行いました。
宍道湖の恵みを生かした料理は、地域の新たな魅力発見にもつながると期待されています。