松江市の宍道湖畔で水に親しむイベント「ミズベリング縁日」が10月7日~9日に開催されました。水の都と言われる松江で、水辺と人をつなげ、新しいムーブメントを生み出すことを目指しています。このイベントは国土交通省出雲河川事務所や松江市、民間団体でつくるミズベリング松江会議が毎年開催しており、今年で3回目となります。ゴズ(ハゼ)釣りや、スタンドアップパドルボード(SUP)など3日間で17種類のイベントがあり、大勢の家族づれなどが豊かな汽水湖を満喫しました。宍道湖に唯一浮かぶ嫁ケ島には特別に渡し船が運航され、茶席も設けられました。普段は上陸できない嫁ケ島ですが、イベント中多くの人が訪れました。宍道湖は豊かな水産資源を育み、ラムサール条約にも登録されており、水鳥の生息地となっています。しかし汚濁物質などによる水質の問題も抱えています。川や湖の水はやがて流れつく海に大きな影響を与えます。このイベントは多くの人が宍道湖に触れ、水辺の環境について考える機会にもなっています。