お盆終盤に島根県を襲った台風10号。
幸いにも大きな被害はありませんでしたが、これをきっかけに夏の日差しが少し緩んだようにも感じました。
日本海沿いの山陰地方では、お盆を過ぎる一気に夏の終わり、そして秋へと向かいます。
そんな夏の最後に、高校生が〝アツイ〟たたかいを繰り広げました。そう・・・「甲子園」です!
ただ「甲子園」といっても、野球ではなく〝ごみを拾う甲子園〟「スポGOMI甲子園」です。
「スポーツごみ拾い」と呼ばれる〝競技〟です。
「スポーツごみ拾い」とは、その名の通りごみを拾う競技で、3人1組で制限時間内に制限エリア内で、環境負荷の高いごみをたくさん拾ったチームの勝ちです。
その「スポーツごみ拾い」の高校生部門の頂点を決める全国大会が9月に東京で開催されることになり、
8/17(土)に、出雲市の稲佐の浜で島根県代表を決める予選大会が行われました。
島根県内10校がエントリーした予選会。
部活の仲間や友人同士など様々なチームが参加しました。
砂浜には、直前の台風の影響か、日頃より多くのごみが流れてきていました。
一見きれいに見える稲佐の浜ですが、ペットボトルやタバコの吸い殻、また、投棄されたとみられる漁具などが砂浜に埋まったり、打ち上げられたりしていました。
参加した高校生は、制限時間を意識しながら、環境への影響が大きそうなごみを拾っていきました。
チーム3人で見つけたごみがどんなごみなのか、自然と会話することで、地元の海の状況を知る事にもなっていたようです。
優勝したのは、出雲北陵高校インターアクトクラブ。
普段から様々な分野でのボランティア活動などを行っています。
全国大会は 9/23(月・祝)東京都内で開催されます。
「美しい海を未来へ!」その思いを胸に全国に挑みます。