海と日本プロジェクトの一環として活動する「しまねオーシャンズ11」が地元の小学生を対象にワークショップを開きました。
ワークショップのゴールは日本海でしたが、そのスタートは〝森〟の中でした。
目を閉じて・・・森の声を聞くことからワークショップはスタートしました。
しまねといえば、日本海の海の幸をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
しかし!・・島根県の約8割は森林なんです。県の面積にしめる森林の割合は全国で4番目です。
そんな森林王国の子供たちと、森の中で見つけた川の源流から日本海までを辿るワークショップを行いました
上流から日本海まで、一本の川を観察しながらたどります。
場所によって、水温や住んでいる生きもの、透明度が違っていることを実験や生きもの採取で確認しました。
一方で、日本海付近の河口では、森から運ばれて来た栄養素が生きものを育てていることもわかりました。
ただ、川の最下流部では、自分たちが暮らす上流部から流れてきたと思われるごみも見つかりました。
日本海沿岸の豊かな環境が生まれる為には、養分を作り出す森が必要不可欠ですが、
上流部の森で発生した排水やごみも川の流れとともに、海に流れ出るのです。