魚をさばく体験を通して、魚を味わい、魚を育む海の環境を考える「さばける塾」が、10月31日と11月1日の2日間に渡って松江市の法吉小学校で開かれ、5年生87人がアジをさばいてアジフライを作りました。
使った魚は大田市で水揚げされた脂の乗った新鮮なアジ。
子どもたちは2学期に島根県の水産業について学んでいます。魚をさばく体験学習はこの学習の一環として、学校の授業と海と日本プロジェクトの活動がコラボして開催されました。
地元で活躍する料理研究家の西本敦子さんから、さばき方を教わった子どもたちは、地域のボランティアスタッフに手伝ってもらいながら、三枚おろしに挑戦。
魚をさばいた経験のある子もいましたが、触るのも初めてという子も多く、恐る恐る包丁を動かしたり、どこに手を添えてよいのか戸惑ったり、慣れない包丁さばきに悪戦苦闘しながらも、全員が1匹のアジをさばきました。
さばいた後はアジフライを作り、揚げたてを食べました。
自分の力で作ったアジフライは格別です!魚が苦手だった子も「おいしい!」と、うれしい感想。
子どもたちは「さばくのを見て簡単だと思ったが、やってみると難しかった」「友達にも教えたい」「おいしい魚が食べられるのは、豊かな海があるおかげと思った」など、たくさんの感想を発表してくれました。
今回の体験を通して、島根県の海の豊かさと魚のおいしさを実感したようでした。