北前船こども交流拡大プロジェクトとは、日本遺産に認定された北前船の寄港地から選ばれた全国15市町の小学生が、北前船が地域で築いた港の文化・特徴・功績を学び、全国で共有するプロジェクトです。 ワークショップを通じて、北前船が地域にもたらした食文化や歴史を楽しみながら学び、日本経済を支える港の役割について再認識し、北前船を培った海に更なる関心を寄せてもらうことを目的としています。
島根県では浜田市外ノ浦の町並みなどが、今年5月に日本遺産に認定されました。外ノ浦に近い松原小学校の5年生は、このほど北前船が築いた港の文化・特徴・功績を学ぶ3日間のワークショップに参加しました。
初日と2日目のワークショップでは、外ノ浦の特徴や歴史、北前船が浜田(外ノ浦)に運んだものや積み出したものなどについて、石見郷土研究懇話会の岩町功さんに教えていただきました。児童たちは、外の浦や北前船の歴史・文化を知り、また現在の地域の海に、どのようにつながってきたのかを学びました。
参加した児童からは「北前船のことがよく分かった」「これまであまり知ることのなかった外ノ浦を知ることができてよかった」といった感想が聞かれました。