日本海の離島、隠岐から自然の不思議をお届けします。
隠岐諸島の中でも小さな3つの島、島前(どうぜん)を拠点に、海の体験教室や環境・自然教育を実践する「NPO法人 隠岐しぜんむら」には、しぜん博士がいます!
ニックネームは「そんちょう」。
海や山、そして空まで、大自然のなかで見つけた不思議をわかりやすくお伝えします。
日本海の離島(りとう)にも新型コロナウイルスの影響が、じわりと忍(しの)び寄っています。
そんな中ですが、私たちは隠岐しぜんむらスタッフは、野生生物調査にかけ回っている毎日です。
今回は、隠岐諸島の無人島でおこなった、希少海洋性鳥類(とってもめずらしい鳥の仲間)のカンムリウミスズメの調査の様子をお話しします。
大空を飛びまわる野鳥の調査はとっても大変です!
GPSロガーという機械をカンムリウミスズメの体につけて、海の上をどんなルートで飛んでいるのかを調べています。
彼らは夜行性(やこうせい)なので、無人島で徹夜の調査になります。
周りに何もさえぎるもののないふきっさらしの孤島(ことう)です。
夜中に気温が5℃くらいまで下がり、 切り立った崖(がけ)の途中で 凍(こご)えながらの作業です
でも、こうした地道(じみち)な調査(ちょうさ)が、鳥たちの生態(せいたい)を明らかにし、保護にもつながっているのです。