松江市美保関町の「青石畳通り」が、11月30日(金)までの週末にライトアップされています。歴史ある街並みに、灯籠の光と影が織りなす別世界が広がります。
美保関は江戸時代から大正時代に、北前船の寄港地として栄えた港町です。かつて街のメインストリートであった石畳の通りは、雨に濡れると淡い青色に光ることから「青石畳通り」と呼ばれています。凝灰岩で敷かれた石畳は、北前船の物資を運ぶ荷車のため江戸時代後期に敷設されました。
通りは、えびす様の総本社として知られる美保神社から仏谷寺までの参道です。途中には国の文化財に指定される旅館や旧家、老舗の醤油蔵など歴史を感じさせる建物が並び、レトロな風情が漂います。
日没を迎える午後5時半頃、地区の人たちによって灯籠が並べられ、灯りがともされていきます。灯籠は安来市広瀬町の藍染めで、地元の海やカモメなどをモチーフに描かれています。中のロウソクが優しくゆらめき、通りは昼間とまた違う魅力を放ちます。
ライトアップを企画する松江観光協会美保関町支部では「青石畳通りの碧(あお)と広瀬染の藍(あお)青の共演を楽しんでもらいたい」としています。歴史ある通りに灯籠の光と影が織りなす別世界、夜の美保関を訪れてみませんか。
青石畳通りライアップの詳細は
https://www.mihonoseki-kankou.jp/event/event_aoishi_lightup/
イベント名 | 青石畳通りライトアップ「陰翳礼賛(いんえいらいさん)・青の共演」 |
日程 | ~11月30日までの金・土・祝前日 日没~21:00頃まで |
場所 | 松江市美保関町美保関 |